遮光眼鏡の基礎知識
遮光眼鏡は、まぶしさの原因となる光を選んでカットし、 見える世界をよりクリアにする特殊カラーフィルターレンズです。
ここでは基礎知識についてご紹介します。
遮光眼鏡とは?
遮光眼鏡(しゃこうがんきょう)とは、紫外線やまぶしさの原因となる500nm(ナノメートル)以下の短波長光(青色光線)を効果的に低減し、それ以外の光をなるべく多く通すように作られた特殊カラーフィルターレンズです。遮光レンズを用いてまぶしさを軽減することで、対象物と背景の明と暗をはっきりさせ、コントラストを強調して見え方を改善します。
遮光眼鏡の主な特徴
-
まぶしさの
軽減 -
コントラスト
の向上 -
明るさを保つ
(暗くなりにくい)
遮光眼鏡の仕組みと効果
遮光眼鏡は、500nm(ナノメートル)以下の散乱しやすい短波長光を、フィルターとなる遮光レンズが吸収しブロックすることでまぶしさ(羞明)が軽減されます。
-
まぶしさのイメージ
白波と砂浜の境目が分かりにくく、足元が判別しにくいことがあります。
-
遮光眼鏡装用のイメージ
白靄がなくなり、波打ち際の細かさもはっきりし、足元も見やすくなります。
さらに、明るさを感じる光をなるべく多く通すことで、一般的なサングラスよりも明るくくっきりとした視界が得られます。まぶしさで白く靄(もや)がかかって見える状態が取り除かれることで物の輪郭がはっきりとし、明るい光を取り込むことでコントラストが向上します。
-
まぶしさのイメージ
-
サングラスのイメージ
-
遮光眼鏡装用のイメージ
まぶしさの原因は、
散乱する青色光
まぶしさを感じたり、景色がぼんやり見えたりするのは、「青色光(波長が500ナノメートル以下の光)」によって引き起こされます。青色光は、ほかの光よりも空気中で広がりやすい性質を持っています。
短波長光(青色)
まぶしさの原因
ホコリや水分にぶつかり散乱しやすい
短い波長の青色光
短波長光(赤色)
ホコリや水分にぶつかにりくく散乱しにくい
長い波長の赤色光
たとえば、空が青く見えるのも、青色光がほかの色の光よりも先に空気中の分子にぶつかって散らばっているからです。この“散乱しやすい青色光”が目に入り、まぶしさやちらつきを与えると、ものの輪郭がはっきり見えにくくなったりします。コントラスト(明暗の差)が下がってしまう状態です。
遮光眼鏡は、この散らばる青色光をカットすることで、コントラストを向上させます。その一方で、明るさを感じやすい黄色や緑の光は多く透過させ、まぶしさを抑えながらも、明るくくっきりとした視界を確保します。
まぶしさを感じるすべての方へ
白内障初期、白内障術後、網膜色素変性、加齢黄斑変性、緑内障による視野狭窄の疾患をお持ちの方、視神経疾患により光に過剰反応し通常よりまぶしさを強く感じる(羞明)方など、まぶしさを感じるすべての方に有効です。
また健常者の方であっても屋外でまぶしさを感じる場合、遮光眼鏡を使用すると防眩効果により、コントラストが上がり見やすくなります。
遮光眼鏡はまぶしさを感じるすべての方に有効です。
遮光眼鏡とサングラスの違い
-
まぶしさのイメージ
階段の境目が白飛び、危険が生じることがあります。
-
サングラスのイメージ
光を均一にカットするため階段の少し暗い所に危険が生じることがあります。
-
遮光眼鏡装用のイメージ
防眩効果によりコントラストが上がり、階段の少し暗いところも見やすくなります。
多くのサングラスはファッション性を重視するため、時として見え方を犠牲にすることがあります。
特にサングラスの定番カラーであるグレー系サングラスは目に入る光を均一にカットするため、まぶしさの原因となる光だけでなく、明るく感じる光もカットされてしまうため暗さを感じます。
明るいところではまぶしさが残り、少し暗いところでは視界が遮られてしまい、どちらでも危険が生じることがあります。
ご注意 :
効果は個人によりことなるため適応しない場合があります。
遮光眼鏡とサングラスの比較表
| 遮光眼鏡 | サングラス | |
|---|---|---|
| 視界の明るさ | 必要な光は通すため、比較的明るく見える | 全体的に暗くなりやすい |
| コントラスト | 明暗の差が向上し、輪郭が見えやすい | 低下することはある |
| まぶしさの軽減 | 個人のまぶしさを感じる光を抑えることで効果的 | 強い光には効果が限定的 |
| 使用シーン | 日常生活、屋外活動、運転、PC作業など目的に合わせ使い分け | 屋外、レジャー、ファッション用途 |
| カラー選択 | 症状や目的に応じて個人に羞明に合わせて決定する | デザイン重視、好みによって選ばれることが多い |
| 適応の個人差 | 専門家の指導のもと、トライアルによる試着が推奨される | 一般的に誰でも使用可能 |
遮光眼鏡の効果
遮光眼鏡は、
高機能サングラス
としても使えます。
CCPならびにCCP400シリーズは、まぶしさを抑え、明るくコントラストが強調されるなどの効果により、医療用だけでなくゴルフ、テニスなどのアウトドア等や運転時など高機能サングラスとして幅広くご使用いただいております。また屋内でも、パソコン画面やLEDシーリングライトの強い光をやわらげ、まぶしさの軽減に役立ちます。
遮光眼鏡ご使用時の注意点
- ・効果は個人によりことなるため、遮光眼鏡が適応しない場合があります。
- ・青色光線は、まぶしさ・ぎらつきの原因の一つではありますが、青色光線がまぶしさを感じる原因のすべてではありません。
- ・青色光線を抑える機能が高いことで、信号を誤認する危険性があるなどカラーにより昼間でも運転に適さないもの、夜間や薄暗い場所での運転に適さないものがございます。